2018年3月26日月曜日

アマチュア無線開局を目指す話。

アマチュア無線使えるようにしてねだってさ。

実は、4アマとって18年近く経ちます。

昔、数年間は比較的ガチ気味にやってたり、アマチュア無線で得た知識を転用して回路工作などをやっているおかげで、今でも多少のことは身についていると自負している感じです。

で、なんでこんな話をしているかというと思い出したかと言うと、使うんですって。みんなで狩りをするのに。

思いっきり、それ、目的外通信じゃね?ってまず思ったのが一個目なんですよね。
だから、ブログには書かずに省いていたのですが、自分に言い訳が出来たのでとりあえず記載します。

アマチュア無線は、猟銃と同じで用途が法律で決まってます。

猟銃は、クレーなどの的か、狩猟鳥獣以外は、例え地面でさえも撃ってはいけないことになってますよね。
アマチュア無線もそんな感じで以下のように利用用途が制限されています。

「アマチュア、すなわち、金銭上の利益のためでなく、専ら個人的に無線技術に興味をもち、正当に許可された者が行う自己訓練、通信及び技術研究のための無線通信業務。」

これは、アマチュア無線の一丁目一番地と言える、最も基本となる知識であり誇りでもある文章でして、商用利用は当然ダメダメのダメだし、なんかてきとーにダベってるってのもダメなんですよね。

ただ、「無線技術に興味を持つ」「自己訓練、通信及び技術研究」ってことにちゃんと食い込んでいれば、いいので山岳地形における無線通話を用いた通信・連絡技術の確立みたいなことを言えば、目的に符合するかもしれないとかかなり無理やり気味に自分に言い訳をしつつ、準備しておこうかという気になりました。

蛇足で言うと、技術と言っても、「運用する技術」ってのもありますからね。回路弄るだけが能じゃないです。フォネティックコードの運用だって立派な技術なんですよ。日本人って作るのは上手いんですけど、使うところが抜けてるんですよね。使うことだって大切な技術なんですよ。

開局を目指そう。

アマチュア無線で通信を開始するには、いくつかの手続きを経なければなりません。

ざっくり記憶をたどっていうと


  1. アマチュア従事者免許を取得する。
  2. 利用する無線機をゲットする。
  3. 無線機の利用申請をする形で開局する。


この3段階です。

アマチュア従事者免許を取得する。

私はすでに、郵政省管轄時代に第四級アマチュア無線従事者免許(通称・従免)をすでに持っております。
持っていない人は、夏に埋立地で行われるハムフェアなどに行って取ることから目指します。あと年何回かそこらでもやってるらしいですが、あんまりそっちは気にしたことはないです。
確か数千円とかだったと思うんですけどねー。

難易度は、中学生レベルの理科や技術で習う電子回路の知識に、ものすごく薄く無線工学と、最低限必要な法律の知識を足した内容です。
概ね、高校生ならば試験前2時間程度の勉強で取れる内容です。

利用する無線機をゲットする。

前述の高校生にはこっから難易度が跳ね上がるんですね。
何故なら、ゼニが絡むからです。

開局申請は、使う無線機(と空中線=アンテナ)と抱き合わせなんですね。
何故ならば、使う無線機が決まれば周波数帯や電波形式(FMとかAMとか)が固定され、開局する局でどのような通信を行うか規定できるからです。

なお、ここから主として二つの道に分かれます。
一つは、技術適合番号を持つ機種を買うか、そうでない機種を買うか。
基本的には前者を選ぶといいんですが、時代の流れかそうとも言い切れないようです。

技術適合番号を持っている機種は何がいいって、ものすごく開局までの流れが楽なんです。
技術適合番号は、無線機メーカーが製品につけているものでして、いわば車の車体ナンバーのようなものです。よって、開局申請のときに「この技術適合番号持ってるこの機種で開局するよー。で、こいつの電波形式はこれでー、周波数帯はこれでー」って書けば終わりです。

逆にそれがない場合、TSS株式会社というところに中身のわかるブロックダイアグラムなどを送って、「この無線機は、この周波数帯でこれだけのパワーしか出ないですって口添えお願いします」って感じのことをやらないといけないんですね。もちろん、多少ばかりの費用もかかります。

昔は、色々と漂ってくるその敷居の高さにより、自作無線機や、もしくはマニアックなアンティークを使いたいとかじゃに限りやる意味があんまりなかったのですが、時代は変わり、中華製無線機を使うために利用することもあるようです。

国産だと中古2,3万するハンディが中華製だと3,4000円ですからね。そりゃそんな面倒な手続きだってやっちゃいますって。

手続きに必要な書面は、定番機種ならすぐ揃いそうです。
BaofengのUV-5Rなら、特にサクっと揃いますねー。
なお、必要な改造があるのですが、そこに関する情報もすぐ集まるようです。

むしろ、これ、アマチュア無線機でプログラマブルっておもろそう。
防水モデルである同じくBaofengのGT-3WPとか買ってみようか悩む。
なお、これ、UV-5Rの着せ替え版の模様。
替えバッテリーがないから微妙なんだよなー。

他、ブラックな手段として、ジャンクで技術適合番号を持っている無線機を手に入れて、それで開局して、別の無線機で運用するという技があります。
が、これはあくまでブラック手段ですので、やっちゃダメです。
ブラックって以外にも、だんだん、何で開局したっけ?とか色々と困ることになって書類とか動かしづらくなって、悲しい感じになりますよ。
歳食わないとこのあたりの面倒さは理解できないことなんですけどね。

無線機の利用申請をする形で開局する。

というわけで、開局申請です。
先ほども言いました通り、技術適合番号があればそれを用いて、なければTSS株式会社による保証認定を通して開局申請を行います。

開局申請は昔なら書面買ってきて、手書きでーっと色々メンディーでしたが、
今は、こんなのあるんですね。


え、じゃぁ、無線機さえ用意すれば、これでとっとと開局なん?って感じで驚いています。

マジで開局しちゃおうかな。電波利用料、たぶん、まだ年間500円ですよね?

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