2019年3月15日金曜日

初の狩猟で伊豆へと行き、鹿さんに会いました。

遅れに遅れましたがなんとか猟期ギリギリで初の猟に行ってきまして、
ともかくも2018年度中に狩猟をスタートできたなーという感覚です。

狩場は当初より予定しておりました南伊豆の某所。
伊豆に入ってからも2時間以上かかる関東近県最後のフロンティアではないかというところですね。

6,7戸くらいの集落でそこの方のお一人に玄関先を借りながらの出猟となりました。

なお、ブログタイトルはこのままでいきます。

お忙しい方のために先にまとめると、鹿2頭とあって2回撃って、2回はずしましたっ。
肉は手に入らなかったですが、得るものが多いものとすることができましたっ。

今回の出猟は従前よりお知らせしておりました南伊豆です。
この下の地図の画像を撮ったのは、上のでかいほうのアイコンで指している場所からで、伊豆の入り口といったところなのですが、行先は、下のほうのアイコンとなります。

伊豆は、実は東京から一時間で「伊豆」に到着はできるのですが、
その中のほうはまだまだフロンティアでして、このアイコン間は時間距離にして2時間を超えます。

原因は、いくつかあるのですが、伊豆縦貫などの高速道路が未完成であること、また矢印の位置は、北からの交通ができないので、東か西のどちらかから回り込まなければならないことがその理由となります。

現地の到着すると、現地で頼って赴いたホストとなってくださった方が出迎えてくださって、お味噌汁など飲ませてもらって、着替えさせて頂いて、軽く周囲についてコメントを頂いたあと、「あっちから上がれるよと思うよ!」と言われたところから出撃していきます。

見返すと



ミカン畑の裏山って感じのところに入っていくわけなんですけどね。
前を見ると





多少人手が入っているけど、登るようにできていないところって感じですね。
この時、私は登山靴で行ってたんですが、狩猟の際は林業用のスパイク付き長靴がいいという理由がよくわかりました。
全く泥が滑っちゃって登れないんですよね。

それでもなんとか入っていき、尾根になっているところまで上がって、尾根沿いに近くの小高く広くなっているポイントを目指すことにしました。
目標のところが高度300mでホストが120mなので、高低差180mで1Kmの道程です。
(地形図は場所バレしたくないので伏せておきます)


しばらく歩くと、比較的黒光りするUNKと、何やら掘ったような跡が…
というか、そこまで歩くまでもなく、結構古い糞や足跡が沢山ありまして、「うわー、本当に動物だらけなんだなぁ…ここ…」と感じさせられるような光景だったんですね。

で、たまたま開けたところで絵になるものがあったので撮ってみたという感じでございます。
こういった開けたところはほとんどねっす。

で、しばらく歩くと頂上に到達…
ガサ!ガサ!っと音がしたりもしますが、影は見えず。
でも、たぶん、匂いからしてもあのあたりいたっぽいんですよね。近くに。

で、頂上から尾根沿いにさらに進む形で降りようとしたところで、「ガササ! スタッ!スタッ!」って音がしたもんで、え!?!なに?! って振り向いたら、雌鹿が20mほど目の前を横断開始。
ちょうど、クッキークリッカーのトナカイみたいな感じですね。

弾は持っていたので、据銃して装填して、
バイクでこけたときみたいに頭の中を走馬燈のように若干スローモー(主観)な感じになって
衛「視界に人なし!メスニホンジカ!バックストップよし!回収問題あるわけない!はっs」
安全装置「だがそうはいかん」

どちらにしろ、撃てても当たらなかったっすよ。そう確信できる。

でも、目の前に鹿きたのになぁ…。
とか言って、装填したまま持ち歩こうなんてしだすと事故の元ですね。


鹿が来た方向ではなく、尾根沿いにまた少し歩みを進めると、


画像拡大してもらうとわかるんですが、これ、動物の毛ですよね。
匂いも残っているんで、何かいたんでしょう。鹿なんだと思うのですが

そこらへんでお結びでも食いながら鹿また来ないかなーとか待とうと思ったのですが、ここが寝床なら、僕がこれだけ歩き回ってた分、もう来ないんじゃってなんとなく思って、また移動することにした次第です。


ここまでは、往路にあたるような工程で6時半スタートして10時を回ったくらいでしたね。
初めてだし無理せず、別ルートを開拓しながら戻ることにして、戻ろうとしたんですが…

地形図上、そこそこなだらかと思ってたところが若干結構、急でして、とりあえず慎重にいくかと思って滑落。

というよりも、基本的に人が通るようになってないので、急斜面を滑落しながらよじ登ったり、枝をナイフで払って進んだりなので、もうあまり斜面がどうとか考えなくなってたんですよね。

で、滑落したあたりで、どうも鹿が大量に集まって何かをしていたような?広場っぽいのに出くわしまして、彼らもいないし、腹も減ったので、そこで昼食にすることに。


中華製1300円バーナーと、EPIのアルミ食器6点セットの一番でかいの、それとドンキの一本100円CB缶にマルタイラーメンです。


こんな感じで軽く葉っぱをどけて山中でラーメンですよ。
マルタイラーメンはコンパクトに2食も持っていけるので、いやー、心強いラーメンですね。

で、記事用の画像がないなっと思って、今回もっていったもので特に役に立ったなーというものでも撮っておくかと


まず、この手袋。
ワークマン品で廃盤になっちゃったんですが、確か400円もしない値段で、厚みのあるゴム面のおかげで、多少粗目の木や、触りたくない感じの妙なむにょむにょの生えた木だってしっかりグリップ。
そして、このゴム、通気性を有するんですね。
今回、心強い相棒として活躍してくれたことは間違いないです。ワークマンいったら、在庫買い占めよう。


次は、これらジップロック袋ですね。
たぶん、定番なんじゃないかと思うのですが。

一番手前から、キッチンペーパー、ゴミ、薬類です。
こいつらは、丈夫で密閉性があることでかなり役に立っております。
キッチンペーパーなんかは、そのままだと膨らんじゃいますが圧縮して、ピチっと閉めればそのままコンパクトになりますし、ゴミ類も同様にコンパクトにかつ色々気にせずバッグに放り込めます。
2、3枚多めにもってきておいて損はない代物ですね。

そのほかの優等生としては、父からもらった Gerber LMFがあります。(画像なし)

よく切れ、3cm程度ある枝を払っても、全く欠けもせずよく切れます。
家族でキャンプに行く際にももっていったのですが、バトニングでガンガン薪で叩きいれても全くビクともしない頑丈なナイフでして、これは長く使いたいなーという感覚です。
一方、これ、縄を通す穴が開いてないので、父からもらった手前、大切にするということでしまっておいて別のを使おうかなともちょと思ってたりします。

さて、話を戻しまして、そのまま別ルートで戻り、別のミカン畑などを通ってイノシシがよく通っているポイントが自分でもわかることを確認しつつ、いったん戻り、ホストに戻りました。


そこで一度食事を頂いて、今度は、より尾根に出やすいルートを探りながら尾根に出て、先ほどの頂上にあがってそこで鹿と会い、2度発砲。
その後は、ホストに戻り、自宅への帰路とついた流れとなりました。


何と言いますか、何が足りなかったか、何が必要だったかといった課題がよく見え、肉は手に入らなかったものの、将来につながる大切な出猟だったと思います。

昨年春、狩猟をやろうと決心してからちょうど一年ほどで初の出猟。
時間はかかりましたが、2019年度の猟期につなげられる結果が出せたと思います。

次年度に向けた内容は、また別に記事にします。

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