2019年2月8日金曜日

初のスラッグ射撃と初の伊勢原射撃場

行ってきました撃ってきました伊勢原射撃場!

先々週、渋谷銃砲火薬店さんで、スラッグ弾を購入しておりまして、



今回はそれを消費してきた形となります。

なお、忘れないうちに書いておくと、
  • 鉄砲所持許可証
  • 鉄砲そのもの
  • 装弾
  • イヤープロテクター

を忘れちゃいけないものとして持っていきましたが、それ以外にもう一個、ものすごくじみぃぃぃぃぃぃ!な持っていくべきものがありました。




購入したのはレミントン RXP フィールドロード ですね。
御店の方と相談して決めて50発購入。

スラッグは高いですねぇ…。
でも、税込み13000円中盤とかだったはずなので一発250円前後ですね。
噂に聞くサボット弾なんかよりかは遥かに安いです。

私の場合、目的地が伊豆の山中ということで、話を聞くにそんなに長い射程距離を要しないらしく、であれば、30mあたりを主眼として通常のスラッグで良いということとなるそうです。
とすると、大体、これくらいで収まるわけですがいやまぁ…高いですよねぇ…。

猟期ももう終わりですが、徐々に小遣いの範囲で狩猟デビューを狙う私としては、本年度のデビューを諦めず今からであっても練習に行くわけでして、ライフル射撃場を持つ伊勢原射撃場に行って参りました。


都内生活において駐車場代をケチってマイカーを持たない族の私は、電車移動を第一に考えます。
伊勢原射撃場は、公共交通手段のみで行こうとしますとバスを最後に使うこととなりますので、装弾の持ち込みは、50発が限界 (旅客自動車運送事業運輸規則 第14条) となりますが、今回はスラッグということもあり、50発で十分ですので電車+バスでの持ち込みとなりました。


最寄りバス停その一の光景です。「温泉入口バス停」ですね。
伊勢原射撃場へのバスは、なんと4系統もあり、それぞれの本数は少ないものの、合計して考えるとさして不便というわけではありません。
このバス停は、少々射撃場より距離が離れておりますが、それでもライフル射撃場受付まで10分程度で行くことができます。
料金は180円とか200円とかだったかな?


バス停からしばらく歩いていくと、いやー、来ましたよ。
看板が出てます。
しかも県立だからなのか、青看板ですね。
他の公共施設と同じような案内看板が出ております。
実際に一種の「スポーツセンター」なんだけどなぁ。特殊な感はありますが。


案内看板を見えてから右を向けば、なんか見えますねー。
クレー射撃場の壁ってのはこの位置からでもなんとなくわかるんですが。
そして、銃声がこれだけ離れていてもばっちり聞こえる感じなのが素晴らしい。


射撃場に近づこうと思ったら、こんな看板が…。
銃器を利用する旨、しっかり書いてありますね。

狩猟を始める前は全然意識してなかったんですが、周りを見れば、こういうものがしっかりあったんですね。
案外銃って身近なんですよ。見えないだけで。


で、もっと写真を以て現地の様子を紹介したいのですが、射撃場に「許可のない撮影は禁止!」と書かれておりまして、残念ながら、持ち弾がないんですよね。


伊勢原射撃場はトラップ、スキート、ラージ/スモールボアライフル、エアーライフルの施設を持つ県立の大きな複合の射撃場でして、クレーとライフルでそれぞれ別々の受付まで設置されているほどです。

エアーライフル・スモールボア射撃場は比較的施設の手前側、クレー射撃場は奥側、ラージボアライフル射撃場はその真ん中でクレー(スキート)射撃場経由で施設に入る形となっております。

まず、バス停から見て施設の中でも手前側のエアー及びスモールボアライフル射撃場のある第一ライフル射撃場横の受付で、受付を済まします。

受付では、射撃場は初めてかーですとか、そういったお話しの後に

  • 会員証の発行
  • 射撃場の入り方の説明(入館時間を書く、施設の配置など)
  • 的紙交換に関する説明(ブザーをちゃんと使うこと!便乗張替は責任もって面倒見ること)
  • 的紙の購入
  • 画鋲を貸し受け

を行って、ライフル射撃場別棟に向かう形となりました。

的紙の購入は

受付「それで、今日何発くらい撃つの?」
衛「あー一応、30発、もしかしたら40発ですね」
受付「そっかー、んーじゃぁ最初だし2枚でいいんじゃないかな?」
衛「うーん……(250円か…じゃぁキリよく)4枚!」
受付「えっ、4枚いく!?」
衛「あ…、2枚でお願いします…」

という感じで2枚購入でした。

で、その後、受付を出てそこから300mほど歩き高低差40mほどを登って、スキート射撃場に到着。
スキート射撃場経由でライフル射撃場別棟 大口径射場に入ります。

大口径射場の射座は2層構造になっており、下が50m、上が100mの射座となります。

http://www.isehara-shooting.jp/facility.html
こちらの小さい画像のローテーションしているところの大口径射場って書かれている奴ですね。
下のほうの「各施設のご案内」の中の大口径射場(別棟)が、1F射座より的側を見た時の眺めですね。
下が50mで上が100mとなります。


私が到着した際は、誰もいなかったので、割とのんびり置いてあるものなどを鑑賞させて頂きまして、その後、まずは的紙の取り付けにいきます。


的紙取り付けの際は、歩いて的のところまで行って張るわけですが、そのままだと当然、事故が起こります。
壁に的紙交換時に押すべきスイッチがありますので、それを押して、アナウンスが流れ、射撃が止んでいることを確認して、的紙交換に行きます。

壁のスイッチを押すと…
「的紙交換を行っております。射手は…」とアナウンスが流れ、回転灯が回るなどして注意喚起を行うようになっております。
この状態で、1F側は射線上右側の小道を歩いて的紙のところまでいき、MDFだったかのボードに的紙を張り付けてくるわけですが、ここで受付で受け取った画鋲を使うんですね。

受付では、
受付「画鋲持ってきてる?あー、うん、大丈夫、貸すからさ!」
衛「ほえー、自分で画鋲持ってきたりする人もいるんですか?」
受付「うん!タッカーでもいいけどね~」
ということで、必須じゃないんですが、画鋲持ち込むものなんですね。
タッカー買っておこうと思いましたけどね。

で、受付で購入した80cmの的紙を張り付け、自分の射座に戻り射撃開始です。



今回撃ちましたのはこれです。
Remington RXP-S FIELD LOAD です。

緑半透明な薬莢の内側に鉛の弾頭があるのが見えますね。

1oz - 28gの弾頭を持ち、「標準的」な存在なんだそうです。
お値段は10発2550円と、「この手の弾」の中では安いものとなります。
より反動が強烈な弾頭32gのレッドバードにするか悩んだのですが、標準と言われちゃうとまずはこれを撃たなねばって思っちゃってこれにしました。

リピーター銃で、弾倉には2発入りますが初めてなんで、直接排莢口より装填して単発撃ちです。

初撃は全く的に当たらず。
反動は射撃装弾の5,6倍などと聞いておりましたが、確かに大体そんなもんって感じですね。
けっこー強烈な反動で、肩を蹴られたようなという表現は的確だと思います。
なお、マズルエナジーに対して更に口径の太さで反動は大きくなるそうで、遥かに大きいマズルエナジーを持つ.30口径ライフルよりも反動は大きいそうです。

しかし、4,5発撃ってみて、全然的に当たらないんですよねぇ…。
いっそのことと思い、40cmくらい下を狙うと、ようやく上の隅っこにヒット!

リブ銃身は、クレー射撃に向いているものとなり、基本的に照門がなく、リブと照星のみで狙いを付けます。
と言っても、これ半分嘘です。
目の前をダーっと飛ぶものを銃の照準器使って悠長に狙いなんか定めません。
実際には、クレーが飛んで行ったほうを振り向く感覚で勘で撃ってます。
望遠レンズで動いているものを撮る近い感覚ですね。

また、基本的にリブ銃身の場合、リブを水平にしても銃口は僅かに上向きなんですよ。
まっすぐ前向かないんです。
そこで更に、通常、リブの天井面が少し見えるような形に据銃しつつ照星を見ますので、更に銃は上向きとなりますので、それで動かない的をしっかり照準器使って狙い定めようとしたらかなり上行くんですよ。


今度はリブを水平にして撃ってみましたら、狙いより若干下にあたるようですね。
50m先で数cmドロップするようです。
据銃も若干不自然な感覚となりますので、ある程度リブが見えた状態で下目を狙う練習で立射で36発ほど発射。
でも、まだどうにも感覚つかめないんですよねー。


20発越えたあたりからどうも据銃が杜撰になってきたようで、30発あたりで肩が痛くなってきたので36発で打ち止め。
実のところ、なんとなく感覚がつかめてきたので、更に撃っていればだいぶ自信を持って撃てるようになったと思うんですが、どうにも肩が…。
お財布にもだいぶダメージありますしね。

とりあえず「立射で80cmの的紙の中に思った通り撃ち込める」ようにはなりましたが、いったいこんな射撃精度で何が撃てるってんでしょうかね。
でも、とりあえずちょっとした感覚はつかめたような感じです。

片づけをして射場を後にし、またAR/SBライフル射撃場の受付に行き、退館時間の書き込みと、画鋲を返却し、帰路につきました。

また往時に利用したバス停に戻ろうと歩いているところ、射撃場最寄りのバス停を発見したんですよね。来る時気付かなかったんですが。
で、なんとなく帰り側の時刻表をのぞき込んでみたら…


こいつはレベルたけぇなぁ…。
4系統もあるうちの一つなんでしょうがないですね。
残念ながら、1時間以上あったので、断念して元のバス停に戻ります。

で、あとは伊勢原駅から小田急線に乗り帰宅と相成りました。


しかし、今回帰ってきて思ったのが


  • 最初はレストを使ってどう銃を向けたらどう当たるかちゃんと見るべきじゃなかったか。
  • リブ銃身だとやっぱり上下の狙いがどうもパっとしないような…
  • 案外行きやすく往復で1000円で収まっちゃう。

という反省点が得られまして、

  • スコープマウント+ダットサイトの導入を検討。
  • やはりハンドロードを織り交ぜてやっていこう。

と今後の目標が定まりましたと。

早く狩猟にも行きたいなー。

2 件のコメント:

  1. 私も始めようと思っています。
    とても勉強になりました。
    昨日、伊勢原射撃場へトラップと空気銃を撃ちに行って来ました。
    コロナのおかげで、一年以上撃っておらず、銃検があるので、やっとしばらく振りの射撃でした。
    スモールのライフルを始めて見ようかと思っていましたが、まずは散弾銃でスラッグで一発弾を撃ってみます。
    ありがとうございます。

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  2. コメントありがとうございます。
    返信が遅くなりましてすみません。

    コロナですと、いろいろ動くのに困っちゃいますね。

    先々週、初めて千葉県射撃場に行ってきたのですが、スラッグ、エアの射撃であれば、あちらを断然おすすめします。
    伊勢原と違って、的紙交換が個別にできるので、非常に快適です。

    今後ともよろしくお願いいたします。

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