2019年7月24日水曜日

狩猟免許 網種とわな 実技要点

少なくとも東京都において狩猟免許の実技試験で難しいのは、第一種だけです。
それも難しいというか…やることが多いので、「予め練習してやる内容わかってないとテンパってどっかでミスるよね」というもので、本来的な意味で難しいわけじゃないです。

先週末、都内足立区勤労福祉会館で、わな・網種の講習を受けてきましたので、備忘録としてその内容を記述しておきます。

あ、ちなみに

種蝋免許試験で第一種+わな を取る人は、網も試験を申請することをお薦めします。
後からやりたくなって取るにはだるすぎるし、それだとコスパ悪すぎるんですよ。

但し、都猟友会の講習は、わなと一緒に網も同じ教室で同時実行なので、講習は第一種+わな だけ申し込んでおけばOKです。(とりあえず去年、今年みた限りでは)
これが、そのコスパの理由です。

後年になって受講料基本の一万円を更に払って講習受けるの勿体ないですよね。

ああ、それと先に今年も講習を受けてみたら、ははー、これは役に立つなーという言葉を教えてもらいました。

キンボシスズクロ
オカマハ ヒヨコ

ドラクエ2のパスワードかな?



わな編


罠の実技は、

  • 法定猟具と非法定猟具の判別、法定猟具の名前を言うこと。
  • 金属製両開き式箱罠の架設

です。

記憶の範囲ですが、法定猟具でおいてあったのは
  • 筒式イタチ捕獲機ストッパー付
  • くくり罠 (より戻し、巻き付き防止金具付)
  • 金属製両開き式箱罠
非法定猟具でおいてあったのは、
  • 筒式イタチ捕獲機 (ストッパーなし)
  • おし(さんなし)
  • トラバサミ

の各三点だったと思うんですよねー。
名称を呼称する際は、()内以外の部分を全て申し述べてください。
「ストッパー付」などを略すと減点です。

筒式イタチ捕獲機、おしに関しては必ず中身を確認してください。
(試験官は、確認なんていらないようにしてくれてますが、念のため)

筒式イタチ捕獲機は、そもそも二つおいてあるので中身を見ないと、どっちが法定猟具か判別がつきません。
おしについては、桟が入っていて蓋が落ち切らない構造になっていれば、それは箱落とし となり法定猟具です。
そういう引っ掛けはしてこないと思いますが、私が昨年受けた際は、念のため確認しました。
試験官の猟友会理事さん、それ見て、オロオロなさっておられましたが、こちらもちょっとした油断とかで落ちたくないんで…申し訳ないです。


で、架設については、こちらで親切な紹介をしているページがありましたのでそちらをご覧ください。

ざっくり箇条書きにすると

  1. 蓋が開かないよう抑えているストッパーを返して無効化する。
  2. 中央部側面にある蓋と連動する交差中の帽の交差部を下に押し下げ蓋を開く。
  3. 交差部を押し下げたまま、ストッパーを更に返して有効化する。
  4. 交差部を互いに上手く引っ掛けあってギリ止められるところで止める。

終わりです。
ストッパーを返すタイミングが指示と違うと思いますが、このほうが手っ取り早いです。
最後の引っ掛けあってギリ止められるところというのは現物を見ないとわかりづらいので、これは講習会に参加してください。
ここの部分が出来ないと大減点で一発で試験に落ちます。(確か)
L字になっている部分を嚙合わせるんですが、L字の曲がった先が重なり合うようになっていれば正解です。
重なっておらず、完全にL字の先が噛み合ってしまっているとダメです。ここまでなっていると扉が落ちないので、架設できていないことになってしまうんですね。

なので、もし、心配なら、うっかり小突いて振動で蓋が落ちるかどうか試してください。
引っ掛けあいがうまくできていない場合、蓋は落ちません。
蓋が落ちればそれで問題ありませんので、再度同じように架設してください。

ただ、ここまでの内容は講習会にちゃんと出ていれば理解できる内容なので、やはり講習会に行くのが良いとは思います。
蓋が落ちない場合、おそらくちゃんと要点を理解できていないので、残念ですが諦めてしまったほうが良いと見ます。
あそこ、ほんと微妙なんですよ。

網編

網も似たような流れです。
  • 法定猟具と非法定猟具の判別、法定猟具の名前を言うこと。
  • 片むそう網の架設
こっちのほうがちょっとメンドクサイですが、内容は簡単です。
講習いらないかも…?

まず、判別と猟具の呼称についてですが

法定猟具は
  • 谷切網
  • 片むそう網
  • 突き網
が置いてあり

非法定猟具は
  • つり針
  • 鳥モチ
  • かすみ網

が置いてありました。

で、架設ですが、実際やっていると長くて試験にならんということで、こちらは口頭による設置、展開に関する利用説明です。

以下、太字が特に発言するよう教えてもらった部分だと思ってください。

  • 足杭を二か所設置し、手竹を立て、網を張る。
  • 足杭の延長線上、手竹の三倍の位置に控え杭を打ち、控え綱と手竹との間に張る。
  • 控え綱をつけた手竹とは逆に手竹に、手綱を付ける。
  • 手竹から足杭の延長線上に対して45度の角度の位置から手綱を引いて展開する。
以上の説明中、各名詞は暗記必須だと思ってください。
名詞がなければまともに説明できていないことになります。
その上で、どうもちゃんと理解してますよと欠かせないような雰囲気で説明を受けたのが太字の部分ですね。
赤字は、特にこれ言っておけば大丈夫的な感じの言葉となるそうです。

これを説明できればまず受かるとのことで、「それよりも午前中の筆記の勉強をしっかりしなさいよー」というのが説明の主たるところだった気もします。


なお、冒頭の呪文は、

きんクロハジロ
ほしハジロ
すずガモ
くろガモ

ナガガモ
ルガモ
ガモ
シビロガモ

ドリガモ
シガモ
ガモ

カモ類の覚え方でご丁寧に海ガモ四種、陸ガモ七種類と並んでおります。
たぶん、サイズ順とかではないはず…?

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