2019年8月4日日曜日

狩猟免許試験 網 行ってきました。

さて、今年も狩猟免許試験に行って参りました。

元々、第一種とわなはもっているので、最後は網です。

網は、ウサギと鳥類を捕獲するのに利用されるものとなりまして、銃猟、わな猟に比べてマニアックな狩猟となっておりますが、住宅や建物が多いため、銃猟禁止地域ばっかりな関東地方において、隙間を縫う猟法として、場所さえ見極めればまず使うやろなーと思っていたりするような猟法となります。



今回、自分は余禄

今回は、最初に私を狩猟に誘ってくれたS氏がようやく念願かなって狩猟免許試験を受けるので、それに同行するために私も受験したという形でして、私はほぼ余禄です。

とは言っても受ける限りは合格するつもりで多少なりとも勉強していったのですが、他に狩猟免許を持っている私は「一部免除」という扱いとなりまして、以下のような違いが新規の人と異なって与えられます。
  • 筆記試験の問題数が30問から10問へと大幅に減る。
    • 具体的には
      1. 鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法令(共通)
      2. 鳥獣の保護管理に関する知識(共通)
      3. 鳥獣に関する知識(共通)
      4. 猟具に関する知識(各猟具ごと)
    • とあるうち、猟具に関する10問のみとなる。
  • 試験時間が90分から30分に減らされる。
というような試験変更が加えられまして、午前中は10問のみ筆記試験を行い午後には、新規受験者と同じく
  • 適性検査
  • 実技試験
  • 鳥獣判別
の三項目を実施することとなります。

なお、今回、私は他に狩猟免許がある一部免除者であり、鉄砲所持許可を持っていたため、
  • 試験代が5200円から3900円に減額(一部免除)
  • 申請時書類の住民票が不要となる(鉄砲所持許可)
  • 精神科による診断書も不要となる(鉄砲所持許可)
ということで、昨年と違って結構、簡単に受けられる立場となっており、また落ちたとしても予定している猟には全く影響がないということで、必死に勉強するというには程遠い勉強量で挑んだ形とはなりました。

午前の部

S氏の車に便乗して、現地には9時過ぎに到着。
10時から試験開始で、さらに今回は机の場所も受験番号で全て決まっているので早く行くメリットは特にはなかったため、まずは近くで朝食を取り、その後受け付けを受けました。

S氏は〆切ギリギリでの申請だったため、受験番号は後ろのほうとなり新規受験者の部屋のうち、メインからは離れたほうの部屋へ配分され、私は一部免除者用の部屋へと移動。
大体一部免除者は15人いないくらいでしたでしょうか。
新規受験者の人数はわかりませんが枠で言えば240枠程度あったようです。

時間15分前から監督官による試験内容の説明。
答案用紙と設問が配られ、時間と共に開始。

なお、回答にあっては鉛筆が必須です。

今回は一部免除なので、猟具に関する設問10個のみに答える形となります。
で、問題の内容なんですが…

ものすごくざっくり「法定猟具は、むそう網、谷切網、突き網、投げ網、ウサギ用のはり網」と覚えていったのですが、試験に出た内容は、ウサギ網の使い方、またウサギの習性を踏まえた効果的な展開方法、囲いに関するその特徴と使い方に関する問題、袋網に関するその特徴と使い方に関する問題と、「うーん…なんか一歩踏み込んでませんかこれ?」という感覚の内容でした。
今年後半であっても受けようという方は、以上をよく読んで先に調べておくことをお勧めします。

そんな中で、大体6問は確実に合っている、1問はまず合っているだろうと言える問題を搾り出せたので、わからない3問は設問内容や前後の内容から推測して返答。


4回ほどチェックを行ったあたりで30分経過し、ロビーに追い出されたところで、S氏と再会。
S氏のほうは、もう万全らしく100点間違いなしとか言っちゃっているんですがとりあえずそこまで自信満々ならそれでいいんじゃないですかね。これで落ちたらブチ切れますけど。

それと、もう一人、仲良くなったG氏ともロビーで再会し、談笑したあとおっさんが三人並んでメシを食って、結果発表を迎えまして…。

3人とも受験科目全部合格していまして、午後に進みます。
なお、合格率は欠席者もいたので確実にはわかりませんが85%は超えているはずです。
ちゃんと勉強すれば十分受かる…と言いたいのですが、結果発表後、職員さんに食ってかかる受験者もいましたので…油断はしないようにしましょうというところとなりますでしょうか。

高い合格率ではありましたので、みんな浮かれ気味ですが、結果発表を見てそれを撮影したりして昼飯を食べていたホールに戻ってみれば、荷物を手にし、沈んでいるか無表情でホールを後にする人たちもいるので、ここはそうおどけることもなく座席に戻って判別の復習などで時間を潰します。

午後の部

午後は実技です。

申請当日の早起きの甲斐もありまして、比較的早いタイミングで実技に入ることができました。大体それが13時前の話ですね。
S氏は14時回っても実技にまだ入れていなかったあたり、やはり若い受験番号をゲットしにいくってのは無駄じゃないんですよね。
なお、申請当日、遅くきてしまったので受験できるかどうかもわからないというところから私が急場で代理申請を引き受けたG氏は、先頭バッターで旅立っていきました。
一番得したのは間違いなく彼ですね。

私は今回、網のみとなるので、実技の内容はシンプルです。

適性検査
鳥獣判別
あみ実技

の三つです。
これが装薬銃なんかだと装薬銃実技だけでも4つ、合計6つといくつもやることとなります。

適性検査は、運動、視力、聴力のチェックで、係員の言う通り指や腕を動かし、屈伸運動をすれば運動はOK、次に視力を測り、視力検査中、会話に問題がなければ自動的に聴力も終了というもの。

鳥獣判別は、係員と対面し、係員が紙芝居で動物の写真or絵を見せるので、それが狩猟してもよいかダメかを答えるというもの。良い場合は、その鳥獣の名前も答える必要があります。

あみ実技は、部屋においてある法定猟具3品と非法定猟具3品を指差すよう指示があれば、指差し、法廷猟具であればその名前も答えるというのが一つめ。
二つ目は、本来、網を実際に架設しないとチェックとならないのですが、都内の狭い環境の問題に加え、また大量の受験者を捌くために口頭により、そこらの法定猟具あの網から一つ、設置方法を説明するというものに置き換わっております。
先日、私が練習していたやつですね。

ちゃちゃっとそのあたり済ませて、2時ならないくらいでしたねー。
受験番号が若く試験数も少ないG氏と合流してジービーに寄って帰りました。
合格発表は二週間後です。

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