2019年3月20日水曜日

ガンオイルの選択


見てください。この輝き!
うちのM1300君のボルトです。

中古でやってきたM1300君。
外見は新品同様と言っても内部はやっぱりアレなわけでして、黄ばんだオイルがペトっとついていたりとかそんな感じでして、今まで何度か浸透剤を変えながら洗浄、グリースアップを行ってきたわけですが、気付いたらここまで綺麗になってましたよっと。


よくWD-40かけて拭いてましたからね。


皆さん、ガンオイルって聞くとどんなん想像されます?
たぶん、このブログ読んでいる方の多くはすでに所持されていて、現実を知ってしまった方々だと思うんですが、知らない人からすると「きっとベレッタとかレミントンないし、それっぽいメーカーが出している銃専用オイルに違いない」って思うと思うんですが、半分当たってます。


各社自社の製品用に自社オリジナルのオイルを販売しており、それを利用するといい感じになるということになってますが、日本猟銃会で最もその道のことについての薀蓄がパない人、故築地氏曰く「WD-40でいい」なんです。

それに加えて私は、ドンキで500円だったヤマハのギアオイルと、ガレージゼロで200円だったウレアグリーススプレーを利用しています。

WD-40とは、アメリカにおけるクレ5-56なポジションを獲得したオイルでして、かなり高性能かつ安価なオイルとして、開発された1950年代から今日でも愛用されているものとなります。
故築地氏曰く、自社オイル販売しているメーカーでも工場にはこれが転がっているんですって。

WD-40の値段は、高いところで買えば、1缶1000円程度となりますが、ちゃんと安いところを探せば1缶400円程度でありますので、そういうところでまとめ買いをするといいかもしれません。
私のほうは、スプレーではない1ガロン缶に切り替えて、シュッシュしようかと考えております。

さて、WD40は、浸透性能が高ければ、水置換性もあれば、72h塩水噴霧にも耐える耐久性があり、またクレ5-56みたいな強烈な灯油臭もなく、芳香剤のような甘い香りがするってもので、奥様対策を含めた様々な面で鉄板の性能を持ちます。

WD-40を吹いてみれば、私の感覚では浸透も潤滑もばっちりでして、優秀といって間違いないです。
そして、何より素晴らしいのが、5-56のような灯油のような香りは一切せずに、何か芳香剤のような甘い香りというか…油は油なんですが全く違った香りがしまして、家族もこれならそんなに嫌がらないということで、普段使いが非常にしやすいもんなんです。

実は、国産の安価な防錆スプレーで匂い以外では同様の性能を達成していると思われるものがあり、AZのZ-45オイルスプレーです。
環境上、匂いが気にならないという方は、このZ-45オイルスプレーをお勧めしておきます。
WD-40導入以前、短期間利用していたのですが、一応匂いは低減したと言っている通りで、クレ5-56ほど強烈に匂わなかったり、それなりに屋内保管1年の防錆性能は鉄砲所持許可の性質から考えれば十分あ性能でかつ、被膜形成も薄いので精神衛生上も問題なしという塩梅の代物です。
ただ、甘く芳香剤のようなにおいであるWD-40のほうが、対家族的な性能では遥かに優れるので、私はWD-40に転向した次第でございます。

それでも、ゴリゴリと摺動するような場所では負けることがあるようで、M1300君の場合には50発目あたりから徐々に再装填が重くなってくるんですね。場所はわかってて、スライドのレールに対し、トリガーグループ側面の鉄板上面、機関部のケースの内面がそれぞれゴリゴリいくらしく、それだとWD-40は若干力不足です。
そこで極圧剤入りウレアグリーススプレーを投入してみたところ、渋さはほとんどなくなりまして、200回ほどスライドしても何ら不具合はないのでいいと思うはものの、直感的にもう少し軽く出来るだろうという感覚があったんですね。

少なくとも機関部内の摺動面においてオイルの粒子がつぶされてしまうほどの極圧域はないだろうと思いつつ、グリースでおいておきたいほどメンテしないわけでもないというところから、オイル潤滑に切り替えまして。

それが先ほど話に出したヤマハのギアオイルです。



何ら変哲のないヤマハ製のギアオイルで、ドンキホーテで500円だったので自転車のチェーン用に購入しました。
元々、私は自転車ライト層でして、流用可能な安いケミカルを見つけては、投入して遊んでいたのですが、そこから引っ張ってきたような流れです。

ちなみに自転車のチェーンのほうは、現在は、AZのチェーンソーオイルがチェーンに使われており、耐久性、対候性ともに非常に優秀な結果が出ております。
そこまで硬くないオイルなんで、デグリースもサクっと出来て、綺麗なチェーンを維持しやすいといいこと尽くめでして、調子に乗り、添加剤が真面目に入ったギアオイルを試してみようというところでした。ドンキで500円でしたしね。

GL-3ということで、いらないけど硫黄系、りん系の化合物、つまりは、耐摩耗罪と極圧剤が入っており、こいつらは高温に弱いですが、薬室内面側でもない限りはこれらが弱るほどの高温にはならないと思いますので、いいんじゃないかなと。
他の候補になりえるものとしては、有機モリブデンいりのオイルがあがりますが、いい商品を知りませんので一旦パスです。
エンジンオイルでもいいのですが、柔らかいんですよねー。

で、このギアオイルを使ってみると、これがもうドンピシャ過ぎまして。

スライドは軽くなり、妙な引っかかる感じもなく、
前回の京葉で4ラウンド撃ってきましたが、全くすべりが悪くなる気配もない。
いや、ちょっとあったかもしれないみたいな感じのところですが。


これで得られたスライドの軽さは本当に素晴らしいものでして、二の矢がかなり早く引けるようになったんですよ。
どのくらいかといわれても定量的な数字じゃ計ってもいないのであらわせるものではありませんが、見ていたししょー的な人曰く「上下二連と全く遜色のない速度」ということで、メンテナンスの効果があったなとにやりです。

といっても、4ラウンドで2発しか二の矢あたってないんですけどね。
なので、これから更にれんしゅーれんしゅーです。

ともかく、このギアオイルは、メンテナンスツールいりましたので、このような形にしつつ、洗い矢セットに押し込みました。


Aliexpressで買った容器ですね。
WD40もこういう形にするか、スプレー的なのにするか、今はまだ迷っているところです。



























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