2019年8月6日火曜日

スキートの挙銃練習

ここのところ、毎晩、クレー射撃のスキートのための挙銃練習をしています。

今までは取っ付きやすいトラップしかやって来なかったのですが、ジービーさんがスキート寄りのお店で、挙銃の仕方を教えてもらったのでやる気を出して初めてみたわけですが…

正直、こんなの誰かから教えてもらって練習しないとまず引鉄引くことすら適わないわーという感覚な程度に難しいです。

実はジービーさんは、新銃価格20万円未満の銃で都民体育大会スキート個人で三位をとる実力者を擁し、店長御自身も満点をスキート2ラウンド連続で出す猛者だったりもしまして、競技面でも決して侮れないものをお持ちのお店だったりします。

むしろ、あの店、行く度に古式銃250丁持ってますとか、西部開拓時代の銃語らせたら右に出る者はいませんとかそういう猛者が集まりすぎててアレなので、皆さんも遊びに行かれるとよいかと思います。


日本のクレー射撃において、まず歴然とした差を持って競技人口が多いのがトラップ、次にスキートでして、大体、射撃会やるとトラップ2に対してスキート1もいかないのが普通な気がしますね。
とにかくスキートは人が少ないですが、大まかに以下の特徴があります。

  • 直線に五つ並んだ射座に射手が一人ずつ立って順に一皿ずつ撃ち、撃ったら隣の射座に移動するを五周繰り返すトラップに対して、スキートは半円形に八つ並んだ射座の一つの射座に射手全員が並び、順に一皿もしくは複数皿撃ち、全員打ち終わったら次の射座に行き、一周する。
  • トラップではどの射座においても15メートル前方の放出機から更に前方にクレーを一枚のみ放出するが、スキートは二箇所のみある向き合った放出機の近くに点在する八射座より撃ち、一射座あたりの枚数やクレーを飛ばす放出機は射座毎に違う(おまけに世界公式や日本ルールなどによっても違う)
  • 銃に頬付にしてあとは銃身を指向すれば撃てる状態にしてクレーを放出をコールするトラップに対して、スキートは銃を構えずコールして、クレーが放出されてから構えて撃つ。

というわけで、基本として単純に据銃したままコールして前方に飛んでいくクレーを撃ち落とせばいいトラップと違い、スキートはいろんな角度で飛んでいくクレーを撃つ上に細々決まり事があり、色々覚えることもあれば、クレー放出からの挙銃動作まであるということで、、閾が高いと感じられがちなんですね。

それ故、スキートは予め挙銃動作を練習しておかないと、いざ気持ちよくプレイすることすら難しいというわけでして、御店主からも「騙されたと思って、一日20回~30回程度、挙銃練習してごら~ん」と申し付かっておりまして、それを実施していたわけです。

で、練習していたのですがこれが面白いんですよ。

スキートの挙銃には、いくつかの指標というかコツがあるんです。
ざっくり聞いた話と練習から気付いた話をまとめると

  • 銃口の位置は動かさず=銃口の位置を中心とした円周の動きで銃床を挙げる。
    • =構えた段階で、照星が対象物の方向に向いている。
    • =構えた際と挙銃した際で銃以外一切動いていないのが理想。
  • 構えた段階で銃床は肘よりちょい下に出てるくらいでよい。

となっていうわけで、予め銃を据銃できないならあとは銃だけあげればいい形を作っておこうというお話なわけです。

ここで重要なのが、そもそも据銃した際の体の姿勢はどうあるものかというところです。
実際に射座においては据銃してから崩すことで体制を作るわけじゃないので、いつもの自分の射撃姿勢がどうなっているかをちゃんと体のパーツ単位で理解しており、すっと銃床をあげるだけでその姿勢に至れる姿勢を見つけなければなりません。

この作業がまた面白いんですよ。
何度も挙銃を繰り返しながら、首の角度を調整したり、細かく体のパーツを一個ずつ調整していくわけでして、なんだか色々と深みにハマっていくような気がしたりします。

様々な動画などを見るに実際の射撃おいては以下の手順でコールまでとつなげるようです。
  1. 二つの放出機の真ん中に向いて銃を構る。
  2. クレーが放出される側の放出機側に上半身だけ向ける。
  3. 利き手側に顔を30度向ける。(照準する際、銃と顔の向きは約30度で交差する)
  4. 目線だけ放出機のほうに向ける。

ISSFのスキートを見ていると、人によっては上記の行動をそのままロボコップみたいに順に行ったりしていますが、これ練習しているとロボコップになっていくんですよね。
家で練習していても似たような動きになってきます。

必要な筋力も徐々についてきているようで、これからも続けていきたいと思います。


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