2019年9月9日月曜日

猟友会に入っていない人間から見た猟友会入会のメリット

私は昨年、猟友会に入らず狩猟を行いました。

季節柄、こんなネタも書くわけですが、猟友会入っていない人間がその猟友会に入らないメリットを書いてもしょーもないなーって感じですからね。
「別にそんな苦労しないよ」くらいなら書けるけど、逆に猟友会入っていないから、どこまでがメリット、デメリットとして存在するのか主観であってもかっちり書けないので、とりあえず、現段階の猟友会未経験という私から見て、猟友会に入るというのはこういういいことがあるのだというのを書いておきたいと思います。

ぶっちゃけ、ドラゴンボールの尺稼ぎみたいな話ですが。


情報共有

最大のメリットはこれなんじゃないかと思うんですよね。
猟友会に入っていなくても、地区猟友会の窓口になっている銃砲店に出入りしていると、疑似的にこの供与が受けられるわけで、それで色々と聞いているんですが…

これは実はかなりデカい。

猟に関するノウハウと、、作法や法令に関すること、危険情報 あたりかなーと。

銃砲店にダベりに来る猟友会員って、喫茶店と勘違いしているんじゃくらいの勢いでダベりが目的でいらっしゃっているようなんですが、いやー、話を聞いていると目から鱗が落ちる瞬間があるんですよ。

ノウハウ

罠はどこそこに置く。
鹿はこれこれな習性を持っているからあれあれなときはあー行動する。
猪はどれどれな習性なので、そうはならずこうなる。
曇りの時は、動物はあれあれなことになるので、どーだこーだ。

この手の話は、猟に特化してまとめられた知識ですので、非常に効率よく猟に関するノウハウが手に入るんですよね。

作法と現場での法令に関する気を付けるべき点とか

狩場でひとに会った時どうするとか、家の近くだとどうするだとか、そんなの考えればわかるだろといいつつも、空気感が気になるところに関して、どうアクセスしていくべきかという塩梅を教えてもらえるというのがありまして。

危険情報

色々話を聞いていると最後に危険対象となってくるのは実は同じ人間なんじゃないかという気がしておりまして、縄張りの話なんかはちょっと気になりますね。

どこそこあたりは人が多いだー、あそこらへんはもう山ごとに巻き狩りグループが入っているだーという話はかなり重要でして、少なくとも、私がやっているTwitterよりかは遥かに簡単にそのあたりの情報が耳に入ってきます。

今春、丹沢で銃紛失事件がありましたよね。
警察は大量の人員を投入して捜索に入っておりましたが、あれって見つかったってニュースありましたっけ?僕は聞いてません。

あれに関しては、別グループが埋めたんじゃないかなんて予測立てる人もおりまして…。
こんなゲスの勘繰りな話が出てくるのも、そういう例はなくはないらしく、丹沢らへんは非常に人が混みあっておりーということもあるそうで…。

ニュースの内容見る限りその可能性はなさそう?
銃をどう扱って運んだかなんて、当人らの証言によるもの以外ありましたかねぇ。
大体、狩りで歩いたルートだってわかるのに大量の人員投入して見つからないっておかしくないですか?

ともかくも、そういったどういう危険性が潜んでいるか注意喚起をするためのネタが仕入れられるのも猟友会のようなグループに入る入会特典であり、貴重なものなのは間違いないと思っております。
これ知ってたら、何があっても仮置きして、作業しようとか思いませんでしょ。

手続き代行と無許可譲受票と保険

手続き代行

明文化されたメリットというと、これなんじゃないかと思いますね。

まず狩猟者登録の手続き代行、及び、猟友会会長は役所側の協力により「狩猟免許免状のコピーでも狩猟者登録できる」ようになっていることが多く、猟友会にコピーさえ渡しておけば、狩猟者登録が出来ます。
自前で狩猟者登録を行う場合、再交付した免状の提出を要求されることが多いので、再交付の手間と手数料がかかるという部分があります。

無許可譲受票

また、無許可譲受票は、都道府県によってはかなり重い問題となります。
会員じゃないと出さないと言っちゃっている都道府県猟がいるらしくて。
その場合、警察署で譲受許可を調整してもらうか、警察署署長も一応、無許可票の発行の権限を持っているので、その路線でお願いするかといったお話になるのかと思います。
私の所轄では、用途を増やした上で時限のものとして譲受許可証を発行してもらいました。

保険

多くの新米ハンターが、ぶつかる壁がこちらですね。
春前などに「今年狩猟を始めるぞ!」と思っても、色々あって準備が出来るのが10月頃なんてパターンは多いんじゃないかと思うのですが、保険がネックで結局、猟友会に入るなんて方もいらっしゃったんじゃないでしょうか。

狩猟を行うには、3000万円以上の賠償能力が要求され、それを資産か保険によって条件を満たしていることを証明することが求められます。

一般的には保険加入をしますが、ハンター保険は現在ほぼ個人からは引き受けていない。
そこで猟友会に入会するか、保険加入団体に入会するかが次の分岐となります。

保険加入団体は、私が見るところ、大まかに二種類あります。
保険加入を目的として集まった団体か、そうではないかです。
後者は銃砲店などが自分のところのお客さんへのサービスとしてやっているようなものをよく見かけ、前者は猟友会に嫌気が差した人や、そもそもそういった組織とは距離をおきたい人などがやっていたりします。

保険加入団体の多くは、年間に一回のみの締切日を持ち、それ以降は一年間新規加入を受け付けないことが多いです。
ちなみに私が所属しているトリガーエフェクトさんは、年に6回、かつ年度内最後の締め切り後も手数料上乗せ2000円で手続きをしてくれるというフレキシビリティがあり、更に年会費、保険料も安く重宝しておりますので、非常に助かっております。
※こちら変更になりました。お気をつけください。

あとは、以上の中から自分のニーズにあったものを選んでいくわけですが、このあたり悩まずに済むというところでは、猟友会にもメリットはある…のかな?
ただ、猟友会は全国レベルで独自のルールがあり、大粒散弾禁止、猟友会ベストと帽子の着用義務といったものがあるので、そこらは注意です。





とりあえず、メリットというと以上くらいですかねー。
ともかく、猟具のお下げ渡しなんてものもありますが、そろそろ書くのがめんどくさくなったので、ここでいったん切らせていただきます。

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