2021年3月14日日曜日

ハルとワッズの関係性

散弾銃において、ハンドロードを行おうとすると必要な材料は以下のようになります。

  • ハル(薬莢のこと)
  • プライマー(雷管のこと)
  • パウダー(火薬のこと)
  • ワッズ
この四つがあれば、これらを合体して装弾となすことができますが、弾+ワッズ+パウダー=ハルの長さ に合わないと装弾としてちゃんと作れないという問題がありますので、そのあたりのお話でも。

ここにリローディング用のレシピがいくつか載っているのですが、ここに書いてある材料を揃えて作れば、綺麗に作れます。大体。
そんなん当たり前じゃないかみたいなところあるんですがとりあえず、これはガチです。

大量の散弾用ワッズが出回っているのですが、ほとんどの散弾用ワッズは、 Winchester AAか、 Fedderal Gold Medal に合うように作られているのが多いのですが、これは、ハルのプライマーが刺さる周りには火薬を受け止めるカップが挿入されているのですが、このカップの縁の高さがハルによってまちまちなんで、合う合わないが出るような状態です。

大体、そこらへんの射撃用装弾のほどんとは縁が短すぎてクリンプが深くなりすぎる、手持ちの中ではS&Bだけが唯一、縁が高すぎて中身が入りきらないという形となりました。

ハルの長さ-ヘリの高さ = カップや弾の高さ+ワッズの高さ+火薬

これを綺麗に揃えることで、初めて綺麗にクリンプして装弾と成すことができるのですが、色々な装弾やワッズを入手することが難しい日本じゃ割とメンドクサイ話のようだったりですよねぇ…。

綺麗に散布される弾を作るかどうかという話でなければ、Svarogのユニバーサルワッズを切ってガスシールとしてだけ使う。もしくはカードワッズとして使うなどとするとかさましができるので、そのようにして丈さえあわせてしまえばクリンプして発射できます。

短すぎる場合、スタークリンプが上手くいかず、散弾が洩れたり、ロールクリンプが折り返しが長くなりすぎて上手くできないなどの問題が出るので、散弾銃用装弾のハンドロード初期はほぼこの丈合わせをどうするかということに終始するかと思います。

なお、Remington RXP薬莢とSvarog Zveroboy + Svarog Universal Wadsの組み合わせはかなり良好なようで、とりあえず手堅くスラッグ弾が欲しければこの組み合わせをお勧めします。RXP、案外射場で見ますしね。

一方、散弾用にFederal Gold Medalを一定数用意しておくといいのかもと思っております。
私の通っている銃砲店で、500発26000円とのことで、安い弾ではないですが+6000円で500個リロード資材になるハルが手に入るなら安上がりかなと思っております。

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